2018年02月22日

塾講師の時給のニュース

ヤフーのトップにも掲載されていたので
目にした方も多いと思います。
塾講師の時給についての改善要請です。

早い話が、普通のバイトに比べて塾講師のバイトは
時間外の労働も多く、その際の賃金はほとんど
払われていないから、これはいかんよ。
なんとかしなさい。
という要請が神奈川県の大手学習塾になされたと
いうものです。

以前私がここでも書いたように塾講師のバイトは
結構ブラックです。
そのことは最近ネットでもよく見られるように
なりました。

求人広告を見ると、塾講師の時給は一見高く
設定してあるように見えます。
某サイトの調査でも昨年1年間のアルバイトの
時給のトップは塾講師でした。

ただ、塾講師のバイトと言ってもさまざまで
最近主流の個別指導の塾と、昔からある集団指導では
同じ塾講師でもかなり差があります。

私が大学1年の時は、まだ個別指導などという
言葉はほとんど存在しなくて
塾と言えば集団指導でした。
よって、フロムAを見て時給2000円も魅力で
この仕事を申し込んだわけです。

今でも集団指導の時給は2000円前後だと
思います。 一方個別指導の場合は時給というよりも
コマ給などの言われ方をして
1コマ(1授業)あたりの給料で表示されることが
多く、コマ給=1800円といっても
その授業が60分ならそのまま時給ですが
90分授業なら時給1200円になります。
それでも一般的なアルバイトの時給よりは高めです。
が、ここに落とし穴があるわけです。
塾の場合、このコマ給以外の給料というのは
ほとんど存在しません。(特に個別指導の場合)

学生講師が授業5分前に塾に来て
授業終了5分後に帰宅するなら問題ありませんが
ほとんどの学生は、授業の30分前や
1時間前に来て準備をします。
授業終了後も質問に答えたりテスト採点をすると
30分〜1時間くらい平気でかかります。
この労働に対する給料が払われない
というのが塾業界の慣習なのです。

経営者に言わせれば、それも時給に含まれる
ということになるのでしょうか。

だからへたをすると
授業1時間前に来て
2コマ(1コマ=90分)授業をやって
授業1時間後に帰宅した場合。
拘束時間は5時間で
給料は2コマ分の3600円。

実質時給は・・・ 720円。
あれれ〜(コナン君風)


にわかには信じられないかもしれませんが
授業に熱心に取り組む学生であれば
なおさら割に合わないバイトということになります。

慣れたら準備も短くて済むという話もありますが
塾の仕事に慣れるには最低でも3年はかかります。
そのころにはもう就職の心配をしなければ
ならない時期です。

こういった声が全国から上がっているので
まずは神奈川からということでしょうか。
近いうちに他の都道府県にも広がっていくと
思います。 もちろん埼玉にも。

たしかに、コマ給以外には給料が出ないと
いうのは問題です。
が、ではどうしたらいいのでしょうか?
例えば、授業の準備や質問対応や採点業務にも
給料を払うとして、だれがそれをチェックする
のかという問題があります。

自己申告なんかにしたら、ちょっとずる賢い学生
なら多めに申告することくらい容易に想像が
できます。
それに、仕事が早い講師よりも
仕事が遅く何時間もかかる方が給料が高いという
事態も起こりえます。

今の学習塾の慣習が学生にとっては
よろしくない、ということは私も分かっているので
アルバイト講師の採用はしていません。

はたして全国に何万とある学習塾では
今後どのような対応をしていくのか
大変興味があります。

ただ確実に言えることは
このままだと学生講師はどんどんやめて
ほかの業種に移るでしょうし
かといって、講師の給料を上げたら
今度は塾の月謝を高くするしかありません。
経営者としてはなんとも頭の痛いところ
ではないのでしょうか。

うちの塾は、私一人で教えているので
人件費が発生しません。
今のところこの問題は対岸の火事と
いったところです。
ただし、いつどうなるのかわからないので
勉強のためにも知り合いの塾の話や
求人の待遇の書き方に注目したいと思います。
posted by Mさん at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 塾のこと
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