2018年05月21日

ネットの偏差値はあてにならない

先日ネットの口コミはあてにならない。
と書きましたが、あくまでも塾選びに関して
のことでして、それ以外の内容については
参考になる部分もあります。
事実私も電気製品などを購入するときは
大変重宝しています。


こういうことを書いたついでと言ってはなんですが
ネットに載っている高校の偏差値
これまた大変眉唾物です。

試しにいくつかのそれらしきサイトを
調べてみました。
(決して暇人ではありません、笑)
サンプルとして川口市内の二つの高校
川口北と川口市立高校の偏差値を見てみます。
簡単に雑感も述べたいと思います。

サイトA
川口北高校  偏差値65
川口市立高校 記載なし
なぜか市立川口高校は掲載されていますが
数年前に募集停止したはずの国際ビジネス科が
いまだに載っています。

誤字も多く
県立なのに、都立の比較を書いたり
利用者数No.1のわりには結構お粗末です。

宣伝スペースありです。


サイトB
川口北高校  偏差値62
川口市立高校 偏差値45

川口北の偏差値はサイトAより3低く
サイトAと違って掲載はされている川口市立ですが
偏差値の数字がめちゃくちゃです。
45では合格どころかおそらく受ける人もいません。
そのあたりは一般の利用者からも突っ込まれている
次第です。
ということでちょっと使えそうにありません。

同じく宣伝スペースあり。

サイトC
川口北高校  偏差値65
川口市立高校 理数科 偏差値58
川口市立高校 普通科 偏差値57

こちらは2018年度最新版ということですが
川口市立の偏差値がちょっと低く出ています。
サイトA〜サイトCまで偏差値についての
説明が一切ないのですが、後ほど触れます。

宣伝スペース大量にあり。

サイトD
川口北高校  偏差値65
川口市立高校 記載なし
合併前の3校については記載あり。

こちらも川口北高校は65と書いてありました。

サイトE
川口北高校  偏差値66
川口市立高校 理数科偏差値58
川口市立高校 普通科偏差値50

こちらはそこそこ大きいサイトで作りも立派です。
教育関連のHPのコンテンツの一部といった感じ
ですが、お気づきのように川口市立の偏差値が
ちょっと現実離れしています。
また、今までのサイトとちがい偏差値の根拠を
掲示してあります。ハイジのCMで有名な
某家庭教師グループによる算出だそうです。
数字に信ぴょう性はありませんが、データ元を
掲載しているだけでも良心的です。

サイトF
川口北高校  偏差値61
川口市立高校 記載なし(名前のみ)

こちらは某出版社によるサイトで
ある程度のデータはあると思います。
川口市立高校については、今年が一年目なので
データが載っていないのはある意味当然で
根拠なく載せるよりは良心的です。


サイトG
川口北高校  偏差値65
川口市立高校 普通科偏差値57
川口市立高校 国際ビジネス科偏差値52

川口市立高校に国際ビジネス科はありません。
いい加減なつくりであることが分かります。
運営しているのは某家庭教師協会です。

前身の市立川口との間違いであることは明白ですが
市立川口は市立川口で掲載されているので
どういった経緯で書かれたのかは不明です。


サイトH
川口北高校  偏差値51
川口市立高校 記載なし

これはまた思い切った数字が出てきました。
かなり大きな運営母体ですが、偏差値についての
説明は特に書いてありません。
某大手塾提供とだけ書いてあります。
ところが、その某大手塾のHPを見ると
川口北63 
川口市立(理数)59 
川口市立(普通)55
と書いてあります。
大手塾なので、おそらく模試に基づく数字であると
推測できます。
となると、このサイトHは何を提供して
もらったのかいささか疑問です。


そろそろ疲れてきたのでおしまいにします。
まだまだ他にもたくさんがありましたが
総じて言えるのは、
きちんとした塾のコンテンツ以外では
偏差値を提供するのが目的ではなく、そのページに
掲載されている広告をクリックしてもらうのが
目的であることが分かります。

だから、数字がバラバラであったり
すでに募集していない学校の数字が載っていたり
するわけです。

ところで、偏差値を見るうえでいちばん大切な
ことをご存知でしょうか?
それは数字そのものではなく、その偏差値が
どういった模試の偏差値によるか
ということです。

何度か触れていますが、偏差値は模試によって
かわります。これは塾の人間ならば常識です。
ところが上にあげた偏差値比較サイトのうち
そのことに触れているのは皆無でした。
独自調査などと書いてあるだけです。

テスト名を書いていない理由はただ一つ。
その偏差値は何の根拠もない数字だからです。

これでは仮に偏差値60と書いてあっても
埼玉の公立受験生にとって一番なじみの深い
北辰で60とればいいのかどうかわかりません。


長々と書き増したが
要は、ネットに掲載されている偏差値は
たいして根拠のある数字ではなく
目安程度にしかならないということです。
もちろんまったくあてにならないということは
ありません。 信用しすぎるのはよくありません。
あくまでも参考程度にということです。


本当に偏差値について知りたければ
出典がきちんと書いてあるものだけにするべきです。
そして何度も書きますが、埼玉の公立受験生に
とって一番信頼できる数字は北辰です。
賛否あるでしょうがこれが現実です。
うちに限らず北辰テストの申し込みができる塾
にはこれらのデータはそろっているはずです。


他の都道府県についてはまったくわかりませんので
通っている塾でお聞きいただければと思います。

posted by Mさん at 23:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 塾のこと
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