2012年04月20日

役に立つ佐賀弁シリーズその002

半年の沈黙を経て第2回(忘れていたとも言う)


No.002  ぬっか   ひやか


形容詞  暑い  寒い


用例1
ゴロー:今日はえらいぬっかなたー
トシヤ:うん 昨日までひやかったばってんね
ゴロー:ぎゃんぬっかぎクーラーばつけんばなんね
トシヤ:まだはやかろー


日本語訳
ゴロー:今日はとても暑いね
トシヤ:うん 昨日までは寒かったけどね
ゴロー:こんなに暑いとクーラーをつけないとね
トシヤ:まだはやいでしょ


【よく分かる解説】
すでに日本中の人がご存知のように、佐賀を含め九州北部の方言の特徴として
形容詞の語尾が「か」になることが挙げられます。 

例:うまい⇒うまか

また佐賀の場合は形容動詞も「か」になります
例:きれいな⇒きれいか

ということで、ぬくい が九州弁化して ぬくか これが促音便化して
ぬっか になったものと思われます(たぶん)

季節でいうと初夏から真夏まで、いろいろな場面で使います。
また小春日和などにも使われます。


普通に「あつか」とも言いますが、純系の佐賀人はまず「ぬっか」と言うでしょう。
しかもかなりの割合で「ぬっかー」と語尾を伸ばします。
したがって皆さんが佐賀に行って暑く感じたときは「ぬっかー」と
言えばもうこれで佐賀弁検定10級はクリアできたと思っていいでしょう。
さらに言えばアクセントは「か」にあります。
ここを間違えたら、佐賀人とは認められませんので注意が必要です。


「ぬっか」の対義語として使われるのは、「ひやか」です。
こちらは「さむか」も同じくらい使われるので
無理して使う必要はありません。


※補足説明

形容詞の活用  
標準語が 
かろ | かっ く う | い | い | けれ  と変化するのに対して

佐賀弁の形容詞は 
かろ | かっ う| か | か | ?? | とよく分からない変化をします。

例えば うまか  ぬっか  で考えてみます。

未然形 うまかろう  ぬっかろう
連用形 うまかった  うもうなか  ぬっかった  ぬくうなか
終止形 うまか  ぬっか
連体形 うまか  ぬっか
仮定形 うまか?  ぬっか?

連用形の う はウ音便を示します。
また仮定形は、下に「ぎ」という付属語を伴うことが多く
うまかぎ  ぬっかぎ  などと変化します。

「ぎ」の上が仮定形なのかは専門家の判断を仰ぎたいところですが
18年間使ったにもかかわらず、形容詞の仮定形についてはよく分かりません。  
ご存知の方からのご意見をお待ちします。

  


【過去の記事】
001 そいぎ

※なお、私は方言のプロでも言語学者でもありませんので
文法の細かいミスなどは、軽くスルーしてください。
こんな佐賀弁もあるぜ! という方はコメント欄にてお願いします。
posted by Mさん at 07:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 佐賀の方言
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